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2025.12.04 60

10代の居場所を全国へ!地域の自治体・団体向けユースセンター立ち上げ支援メンバー

認定NPO法人カタリバ
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この求人のキーワード:

社会的インパクトを追い求める 社会システムをつくる 教育・こども ソーシャルビジネス・NPO 教育・人材育成 中間支援

10代の居場所づくりを始めたいと思っている教育系団体や自治体に伴走し、日本中にユースセンターを広める「ユースセンター起業塾」。これまで30以上の団体や8つの自治体とともに、地域に根ざしたユースセンターの立ち上げを支援してきました。 今後さらなる自治体連携の増加や、図書館等の既存施設との新しい連携の拡大も加速させるため、新たにプロジェクトメンバーを募集します。

私たちの仕事について

NPO法人カタリバは、「どんな環境に生まれ育っても、未来をつくり出す意欲と創造性を育める社会」の実現を目指して活動しています。
予測不能な変化が起きる時代を100歳まで生きるかもしれない、今の子どもたち。自ら人生を切り拓き、豊かに生きていくためには、生涯学び続ける「意欲」と変化の激しい時代を楽しみチャンスに変える「創造性」が必要です。しかし、教育機会が平等に行き届いているはずの日本で、目には見えない「きっかけ格差」が広がっていると感じています。自己責任論で片付けず、親と学校に丸投げしない。NPOカタリバは、子どもたちを社会全体で育む「新しい当たり前」をつくるために、様々な活動に挑戦していきます。

●「子どもの居場所」が足りていない。特に、地方と都市間の地理的格差が課題

「子どもの居場所」とは、子どもや若者が学校や家庭以外に安心して過ごせる第三の居場所のことです。2023年4月に新設されたこども家庭庁が掲げる政策の柱のひとつとして子どもの居場所づくりが掲げられるなど、注目が集まりつつある一方で、依然として日本ではまだまだ子どもの居場所が足りていません。

特に地方と都市の間には、学校や家庭、地域資源の面で、学習環境や大学進学率、不登校支援や学習支援の受けやすさなどにおいて明確な地理的格差があります。人口減少や公共サービスの希薄化が進む地域ほど支援が届きにくく、子どもたちの学びや居場所の確保が難しくなっています。

こうした課題を解消するには、保護者、学校、教育委員会、行政、地域団体など多様な主体をつなぎ、実践的に調整できる存在が不可欠。学習支援や生活支援を含む学びの機会と、家庭や学校とは別の「第三の居場所」を地域に届ける教育イノベーターの役割が重要です。

●カタリバで培ってきたノウハウを生かし、全国各地の教育イノベーターを支援

創業から約25年。カタリバは、東北の被災地を始めとした多くの地方に拠点を設け、現地の自治体や学校と協働しながら10代のための居場所=ユースセンターを子どもたちに届けてきました。その経験から私たちが培ってきたノウハウを生かし、これから活動を始めようとしている、あるいは始めたばかりの教育イノベーターを資金面、非資金面の両面から包括的に支援できないだろうか。
そんな想いとともに、ユースセンターを社会の当たり前にしていくための活動を行っているのがユースセンター起業塾です。

本事業では、日本全国の地方において活動する教育イノベーターを増やし、どんな場所に生まれ育っても「ナナメの関係」や「対話」に出会える社会をつくることを目指しています。2022年度からユースセンターの立ち上げを目指す団体の募集を開始し、これまで全国30団体以上を支援してきました。
また、居場所づくりをしたい自治体への連携や、図書館など既存施設への展開などにも注力をし始めています。直近では、自治体や民間企業と共に、都内の区立図書館でユースセンターを開設する実証実験を行いました。今後は他の図書館などの既存施設での展開も視野に入れています。

そういった動きを加速させて、全国へユースセンターを広めていくために、今回新たにプロジェクトメンバーを募集します。

●業務内容について

入社後、まずはカタリバが運営するユースセンターでの研修や団体・自治等の伴走サポート業務から携わっていただき、徐々に経験や適性に応じて業務をお任せしていく予定です。

■ 図書館等の既存施設との連携の模索・拡大
ユースセンターの機能を社会に広めていくために、既存の仕組みや施設(図書館、児童館、公民館など)での実証実験を自治体や民間企業と連携して進めていきます。

■ 新たな自治体連携の開拓・伴走
カタリバでは居場所を立ち上げたい全国の自治体への伴走支援も行っており、すでに全国8つの自治体との連携実績があります。新たに連携する自治体を開拓するために、各地域の教育課題に関する情報のリサーチや、協働に向けたアプローチ、提案を担当。自治体の状況や抱える課題は様々なため、その自治体に合わせた提案や伴走を行っていきます。

■ 助成先団体への伴走支援
一人あたり2〜3つほどの団体を担当。団体との定期面談や現地訪問、日常的なやり取りを通してニーズや課題を把握し、支援メニューの開発や団体同士の学びの場の設定、各種研修などを開催します。資金提供先に対しては計画に基づく助成金の支払いや資金管理等のサポートを行います。

■ コミュニティ運営
本事業では、支援先の団体同士のコミュニティ運営として、集合研修やイベント運営も行っています。その運営サポートも、メンバー全員で協力して担当します。

多様な地域や団体と協働し、地域の未来をつくる担い手の挑戦を支援する仕事です。みなさまのご応募お待ちしています。

※こちらの求人情報は、NPO法人ETIC.の人材紹介サービスによって募集している案件です。
面談などはETIC.コーディネーターも担当いたします。あらかじめご了承ください。

募集要項

テーマ 教育・こども
職種 プロジェクトマネージャー コンサルティング
雇用形態 正社員
組織形態 NPO/NGO
その他のキーワード ソーシャルビジネス・NPO 教育・人材育成 中間支援
対象人材像

・多様なステークホルダーの立場に立って考え、柔軟なコミュニケーションが取れる方
・目の前の相手に真摯に向き合いながらも、中長期的な視点でものごとを考えられる方
・さまざまなことに興味・関心を持ち、情報収集や自ら学ぶことを厭わない方

応募資格

・3年以上の社会人経験
・プロジェクトの管理・推進経験(規模は不問)
・対話を通じてニーズや課題を引き出し特定する力

歓迎条件

・BtoBビジネスの経験
・ 利害関係を調整し、合意形成を行う力
・ 自治体との事業連携経験

新卒エントリー
OK
未経験者エントリー
OK
勤務地の住所

東京都中野区中野5-15-2

勤務地の詳細

JR中央・総武線、東京メトロ東西線「中野駅」徒歩6分

*2024年10月に本部を移転増床し、より働きやすく共創が生まれるオフィス環境の整備を進めています
*ハイブリッドワークを取り入れており、出社/在宅の割合はチームや時期によっても異なります。原則、週2日以上の出社としています(但し、完全リモートは原則想定していません)
*これまでの経験を踏まえ、入職直後にカタリバの地方拠点にて実地研修を行う可能性があります

勤務形態

一部リモート勤務OK

勤務時間

10:00-19:00
※始業時間の調整など応相談です

就業期間

有期雇用3年

給与

月給 285,000円〜300,000円

給与詳細

想定年収400~530万円
※ただし、当社規定により経験・能力を考慮し、面接・面談後に決定

福利厚生

・賞与は業績に応じ年1回支給
(過去3年、給与の2ヶ月分以上を支給/初年度は勤務月数により変動)
・昇給は半年に1回、人事考課により決定
・社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
・産育休制度
・通勤手当
・健康診断、インフルエンザの予防接種
・専門家によるオンラインカウンセリング
・屋内禁煙
・副業も可能です(内容に応じて要相談)

給与以外の報酬

●まだ世の中にない先進事例をつくり、社会に変化を生み出す手応えを感じられる

私たちが取り組んでいるこの事業は、日本ではまだ珍しく、先進的な事例です。既存の施設や仕組みを活用しながら、新しい価値を生み出し全国へ広げていくことを目指します。現場での実証実験を自治体と共同で行い、実データに基づいてパッケージ化・横展開していくことで、地域課題に対する確かな社会的インパクトを生み出します。小さな成功を1から100に育て上げ、全国の自治体の先駆けとなるような存在として、社会に変化を生み出す手応えを感じられます。

●情熱を持つ大人たちと共に、地域に変化を巻き起こす

お任せするのは、多様な地域や団体と協働し、地域の未来をつくる担い手の挑戦を支援する仕事です。情熱を持って行動を起こそうとしている人々を数年かけてサポートをする中で、実際に地域に変化を生む瞬間に立ち会えるのは大きなやりがいの一つ。
例えば、自治体連携に苦戦していた団体が、支援する中で苦手を克服し「おかげさまで、目標だった助成金の獲得ができました!」と嬉しそうに報告をもらったり、関わり始めたときにはまだ地方に移住したばかりだった方が、今では誰よりも情熱を持ってその地域を盛り上げるユースセンターを運営していたり。
提案したら終わり、施設を開設できたら終わり、ではなく、共に歩み成長していくことができます。

休日・休暇

完全週休2日(土日祝)
*夏期休暇(3日)、年末年始休暇(5日)
*慶弔休暇、産休・育休、看護・介護休暇
*有給休暇、新規入職者に対する特別休暇

職場の雰囲気

*服装は自由です
*役職は付けずお互いにあだ名で呼び合うなどフラットな社風です
*カタリバのVisionの実現に向けてお互いの事業や全社の方針への理解を深めるため、毎月「オルミ(katariba all meeting)」と呼ばれる全社のオンラインミーティングや年1回全職員が集まる宿泊型の研修「全社会議」などを行っています

選考プロセス

▼ETIC.コーディネーターとの面談
▼書類選考
▼一次面接(採用担当、チーム責任者)
▼二次面接(事業責任者など)+Web適性検査
▼最終面接(代表理事・事務局長)
▼内定

※平均3~4回の面接を経て内定となります。
※基本的にはオンライン面接ですが、選考プロセスのなかで一度、配属予定の拠点にお越しいただくことが多いです。
※選考期間は概ね2〜4週間程度です。候補者の状況によって、最短2日にまとめて実施するなど希望に沿ったアレンジも可能ですのでご相談ください。

代表者メッセージ

代表理事 今村久美

田舎で育った今村久美の、都会で感じた都市と地方の分断や、表現しにくい分断社会に対する憤り。
都会の進学校で優等生だった三箇山優花が出会った、わがままで面白い生き方を自分で選び取る人たちの生き方。

2001年の夏、私達は江ノ島の朝日が昇るまで、海辺でそんな他愛もない話を繰り広げながら、教育を学校の外側から新しくする仕事をしたいと決めたのが、NPOカタリバのはじまりでした。

どんな環境に生まれ育っても、10代の、まだこれからなんにでもなれるあの時間に、未来はつくれると信じられる意欲と、わくわくしながら知りたいことが広がり続ける創造性を、誰しもが手にできる当たり前をつくりたい。

当時は、NPO法人という法人格の認知度も低く、周りの家族や友人たちを心配させましたし、世間知らずの大学生だった私たちに、思い描いたことを仕事にできる実力もありません。

形にならない日々に悩みながらも、「一緒にやろう」と言っていただける学校の先生方、
たくさんの支援者の方々に支えられながら、ここまで走り続けて、まもなく20年。100名以上の仲間とともに、今日も走り続けています。

経済的に厳しい環境で生きる子どもたち。ある日突然の災害で日常の環境を奪われる子どもたち。一見すると遜色ない生活をしているように見えていても、思春期ならではの葛藤で悩む子どもたち。

さまざまな環境で生きる10代と出会ってきましたが、ひとつ自信を持って言えることは、
すべての子どもたちが変化できる可能性を持っているということ。その可能性を引き出す場所は、学校だけでも、家庭だけでもないし、親や先生だけの責任ではない。

大切なのは、いまその瞬間、そこで生きているという現実を一緒に受け入れながら、
誰しもが持つポジティブな気持ちに光を当てて、一歩踏み出す出会いと機会を周りにたくさん散らすこと。
それが私たちの仕事です。

みんなが、互いの可能性を引き出せる存在になれる。10代は、社会をつくる近い未来の担い手です。学校に教育を丸投げしない新しい当たり前を、みんなでつくっていきたい。

これからもNPOカタリバは、日本中の10代の意欲と創造性を引き出せる社会を目指して取り組んでいきます。
想いをともにするみなさんの参画をお待ちしています。

[プロフィール]

1979年生まれ。慶應義塾大学卒。2001年に共同創業者の三箇山優花とともにNPOカタリバを設立し、高校生のためのキャリア学習プログラム「カタリ場」を開始。2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組む。「ナナメの関係」と「本音の対話」を軸に、思春期世代の「学びの意欲」を引き出し、大学生など若者の参画機会の創出に力を入れる。ハタチ基金代表理事。地域・教育魅力化プラットフォーム理事。文部科学省中央教育審議会委員。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会文化・教育委員会委員。

コーディネーターからの推薦コメント

NPO法人ETIC. 乗越貴子

助成先の団体の課題の把握や支援メニューの開発など、ビジネススキルが活かされやすいポジションです。自身の積み上げてきたBtoBビジネスの経験を活かして、教育格差の課題に取り組みたい方、社会に変化を生み出す手応えを感じたい方にはうってつけのポジションだと思います。

認定NPO法人カタリバの団体紹介写真

企業・団体概要

  • 設立: 2001年11月
  • 代表者名: 今村久美
  • 従業員数: 157名
  • 従業員数の詳細: うち正職員124名(2024年6月現在)
  • 資本金:
  • 事業内容: (1) 人づくりを通じた社会活性化に関する事業
    (2) キャリア学習イベント等活動の企画・実施事業
    (3) 普及啓発事業
    (4) 災害等により学習環境に恵まれない人たちのための、通信教育、学習相談その他の教育事業
    (5) その他目的を達成するために必要な事業
  • WEB: https://www.katariba.or.jp/
  • 住所: 東京都中野区中野5丁目15番2号
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