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2025.06.28 206

こどもの貧困問題解消に新たなリーダー求ム!あすのば事務局長候補募集

公益財団法人あすのば
公益財団法人あすのばの求人のイメージ写真

この求人のキーワード:

誰も取り残さない社会 個人の可能性が開花する 教育・こども 福祉・社会的包摂 教育・人材育成 中間支援

設立10周年を迎えた「あすのば」で子どもの貧困問題解消を目指し、「ワン・チーム」の要となる事務局長候補を募集します。

私たちの仕事について

◆こどもが「あきらめない」社会をつくる
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2025年6月に設立10周年を迎えた「あすのば」はこどもの貧困解消を目指す公益財団法人です。
「人と想いを紡ぎ、こどもがセンター(ど真ん中)の社会を、みんなでつくる」を私たちのパーパス(存在意義)として活動しています。

こどもの相対的貧困率は、厚生労働省によると11.5%(2021年)となり、約9人に1人のこどもが貧困状態です。とりわけ、ひとり親世帯の貧困率は44.5%であり、OECD(経済協力開発機構)38カ国の中でワーストレベルです。
一方で、ひとり親の就労率は9割近くで世界トップレベルであり、「ワーキングプア」といった構造的な深刻な課題を抱えています。
また、深刻なのは経済的な問題だけではありません。いじめ、DV、不登校、自殺、児童虐待など、多くの困りごとを抱えるこどもたちが追い詰められています。
このような、あってはならないこどもの貧困を解消するべく、私たちは活動しています。

「あすのば」は、"明日の場"であるとともに"US(私たち)"と"NOVA(新しい・新星)"という意味もあります。
こどもたちが「ひとりぼっちじゃない」と感じてほしいという「私たち」と一緒だよという願い。そして、多くの人にこどもの貧困問題が他人事ではなく自分事に感じてほしいという「私たち」でもあります。
みんながつどう「場」であってほしいですし、すべてのこどもたちが明日に希望を持って、輝く新星のような人生を送ってほしいという願いも込めています。

◆3本柱で取り組む子どもの貧困解消事業
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あすのばでは、こどもの貧困問題の解消に向けて主に3つの事業に取り組んでいます。

1.調査・研究とそのデータなどに基づいた政策提言
2.活動の持続・発展のため、支援団体への中間支援
3.さまざまな困りごとを抱えたこども・若者たちへの物心両面での直接支援

【これまでの主な実績】

1.調査・研究とそのデータなどに基づいた政策提言
こどもの貧困の実態を「見える化」し、具体的・建設的な調査・提言・法律改正を進めています。
2023年11月には生活保護・住民税非課税世帯6千人への調査を実施し、24年の中間報告会では国会議員・省庁・報道関係者にも多くのご出席をいただきました。また2024年6月には「子どもの貧困対策推進法」の改正案が可決・成立しました。あすのばを含む5団体が法改正への共同提言を行い、法律名に「こどもの貧困解消」が明記されるなど、抜本的な法改正となりました。

2.活動の持続・発展のため、支援団体への中間支援
「こどもを支える組織や人」をしっかり支えることで、全国各地で充実したこどもを支える体制をつくることを目指し活動しています。
貧困対策をすすめる官民連携の場をつくるべく、2016年7月の沖縄県での開催を皮切りに「こどもの貧困対策 全国47都道府県キャラバン」をスタートし、23年5月に完遂しました。現在はそのつながりを発展させ、先駆的な取り組みのヨコ展開や、実効性の高い自治体のこども支援計画の策定につなげるため、23年度から地域ブロックごとにフォーラムを開催しています。

3.さまざまな困りごとを抱えたこども・若者たちへの物心両面での直接支援
こども・若者たちが「ひとりぼっちじゃないんだな」「応援してくれる人がいるんだな」と感じながら過ごせるように、物心両面で支えるモデル事業を実施しています。
「入学・新生活応援給付金」、「緊急支援給付金(コロナ禍・能登半島地震)」といった支援を行い、これまでに28,000人以上、10億円を超える給付を行いました。また、高校生・大学生世代の「あすのば合宿ミーティング」、小学生・中学生の「あすのば合宿キャンプ」など、自分たちの社会課題に対する想いや経験などを共有したり、それぞれがやりたいことを自由に楽しむことができる機会として、合宿形式の交流の場を開催しています。

これらの3つの事業には、「こどもがセンター(ど真ん中)」として、子ども・若者委員が深く関わっています。
子ども・若者委員は、こどもの貧困の課題に関心を持つ全国の高校生・大学生世代で構成されています。

◆これからの「あすのば」をつくる事務局長候補を募集
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設立10周年を迎えた「あすのば」は、「子どもの貧困対策推進」から「子どもの貧困解消」へと、セカンドステージに進みます。

まずは、中期計画として「3年後までの約束」を以下のように定めました。
1.経済的な事情に関わらず新生活に不安を覚えない、こども・若者の増加
2.自己肯定感の向上、孤独・孤立感の減少、「消えてしまいたい」という感情の低下
3.こども・保護者の支援に関わる仕組みの改善
4.都道府県毎の代表団体が核となりネットワークを運営できている

これらの約束を果たしていくためにも、外部との協働を進めながら支援の深化・拡充を目指し、事業を確実に前へと進めていかなければなりません。
そのために、より組織としての力を強固にし、スタッフ一人ひとりが活躍できる環境づくりが必要だと考えています。

組織としては、事業は幅広く行っておりますが、職員は11人(常勤6人)でお互いの顔が見える規模で運営をしています。
現状はほぼ全員がプレイヤーとして精力的に活動をしていますが、当該ポジションは将来的に事務局長として、「ワン・チーム」の要となり、組織全体を俯瞰し、事業運営から予算管理全般、職員一人ひとりが適材適所で力量を発揮できるようなコーディネートや、さらにスタッフにとって働きがいのある組織づくり、成長のサポートを担っていただきたいと思っています。
入職後は現事務局長が実務を含めてサポートしますので、ソーシャルセクターや当該ポジションが未経験でも、あすのばのビジョンに共感いただける方には、ぜひチャレンジしていただきたいです。

<具体的な業務>
◆事業推進および職員の総合的なマネジメント
 ・職員の声を聞き、適材適所で力量を発揮できるようなコーディネートや働きがいのある組織づくり、成長のサポート
 ・事業の進め方の検討や必要な連携先とコミュニケーション
◆法人運営事務
 ・理事会・評議員会の事務・運営
 ・財団運営における監査対応など
 ・事業、総務、経理の各部門の総合的な管理
◆イベント等の企画や運営
 ・各事業全般の企画や運営などの実務にも適宜関わっていただきます

※こちらの求人情報は、NPO法人ETIC.の人材紹介サービスによって募集している案件です。
面談などはETIC.コーディネーターも担当いたします。あらかじめご了承ください。

募集要項

テーマ 教育・こども 福祉・社会的包摂
職種 マネジメント・管理職 人事・組織づくり・人材育成
雇用形態 正社員
組織形態 社団/財団
その他のキーワード 教育・人材育成 中間支援
対象人材像

・あすのばのビジョン・ミッションに共感できる方
・組織づくりに関心がある方

応募資格

・子どもの貧困の解消に関心を持ち、現代の課題に真摯に向き合える方
・パソコン操作、Word、Excel等の操作が可能な方
・チームまたは、プロジェクト推進などのマネジメント経験

歓迎条件

・事業推進や組織づくりの経験がある方
・10人以上の事業所でのマネジメント経験
・様々なステークホルダーとの協働や折衝経験

新卒エントリー
NG
未経験者エントリー
OK
勤務地の住所

東京都港区赤坂2-18-1 赤坂ヒルサイドビル5F

勤務形態

出社

勤務時間

・平日9:30~17:45(休憩45分)
・月平均労働日数:21日 
・月平均時間外労働時間:15時間

給与

月給 370,000円〜450,000円

給与詳細

・役職手当を含む
・賞与年2回、計3か月分
・昇給制度あり

福利厚生

・雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金、職務手当、超過勤務手当
・交通費月額4万円を上限に実費支給

休日・休暇

・4週6休制(毎週土曜・日曜日、国民の祝日、年末年始など)
・夏季特別休暇2日
・年間休日数120日
・有給休暇(労働基準法に準ずる)

選考プロセス

応募フォームから必要事項を送信
(ETIC.IDのキャリアオプションのご登録が必要です)

ETIC.担当コーディネーターによる面談(オンライン)

公益財団法人あすのばによる書類選考

公益財団法人あすのばによる面接選考(2~3回)

内定

※こちらの求人情報は、NPO法人ETIC.の人材紹介サービスによって募集している案件です。選考面接の調整、条件面の交渉などもETIC.コーディネーターが担当いたします。あらかじめご了承ください。

代表者メッセージ

代表理事 小河 光治

「あと10年なんて待てない」
6月14日に開催された「あすのば」設立10周年記念「セカンドステージ」開幕式で「あすのば」子ども・若者委員の高校2年生の彼は、「こどもの貧困の課題の解決をもっと早くしなくては」と、こう訴えました。

別の若者は、夏の合宿で「こんな思いをするのは私たちの世代で終わりにしてほしい」と話しました。

私は、8歳の誕生日に突然父が交通事故に遇い、幸せな家庭が壊され、貧困のどん底に突き落とされ、「こんな思いをもう、だれにもしてほしくない」と思ってきました。

「あすのば」設立からこの10年は、学ぶことばかりでした。
かつては、困窮する子どもたちへ「投資」してほしいなどと呼びかけてきましたが、こどもたちは、「投資」の対象ではないと強く感じるようになりました。

6年前の「子どもの貧困対策法」改正で「児童の権利」が盛り込まれ、その後「こども基本法」成立にも関わってきました。
昨年、こどもの貧困解消法への抜本的改正では、私たちからの要望が受け入れられ、法の目的に「憲法第25条(生存権)その他の基本的人権に関する規定、児童の権利に関する条約及びこども基本法の精神にのっとり」と明記されました。
私の最大の学びは、「人が人として幸せに暮らすために必要な権利を守ることこそ最も大切である」ということです。

昨年から1年近くかけて外部の専門家に伴走いただきながら、常勤役職員のみならず、非常勤役員・評議員や子ども若者・委員も一緒になって中期計画を策定しました。この計画に基づき「あすのば」セカンドステージがスタートしました。今後、各種の事業をすすめていく上では、常勤役職員に加えて、外部のあらゆる分野の専門家や全国各地のさまざまなお立場の方々と協働し、より質の高い事業成果をアウトプットしていきます。

こうした事務局の要になる事務局長候補の方を新たに迎えたいと願っています。

こどもたちを、さらに10年も待たせてはなりません。常勤役職員みんなが、しっかりとバトンを握りしめ、「ワン・チーム」になって、一つひとつの課題解消に向けて、走り続けます。ご応募を心からお待ちしています。

[プロフィール]

1965年、愛知県小牧市生まれ。大学卒業後、あしなが育英会に入職。2015年3月、同会を退職し、同年6月、子どもの貧困対策センター「あすのば」を設立。代表理事に就任。内閣府「休眠預金等活用審議会」専門委員主査、社会福祉法人「滋賀県社会福祉協議会」理事、公益財団法人「こども財団」(兵庫県明石市)理事、公益社団法人「ハタチ基金」理事。

公益財団法人あすのばの団体紹介写真

企業・団体概要

  • 設立: 2015年06月
  • 代表者名: 小河 光治
  • 従業員数: 11名
  • 従業員数の詳細: 常勤6名、パート・アルバイト5名
  • 資本金: ー
  • 事業内容: 1.調査・研究とそのデータなどに基づいた政策提言、啓発
    2.活動の持続・発展のため、支援団体への中間支援
    3.自立に向け物心両面での子どもたちへの直接支援
  • WEB: https://www.usnova.org/
  • 住所: 東京都港区赤坂2-18-1 赤坂ヒルサイドビル5F
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