人口約4,500人の山あいの小さなまちで自然を堪能して暮らしながら、いい住居を増やす仕組みをつくり、まちを将来世代につなぐ仕事にジョインしてみませんか?
⚫︎私たちについて
神山つなぐ公社は、徳島県神山町が2015年に策定した創生戦略「まちを将来世代につなぐプロジェクト(通称:つなプロ)」を、スピード感と柔軟性をもって実現するために設立された一般社団法人です。
私たちは、「多様な人が関わり、よい関係性とそれを支える場があり、新しい活動や仕事がほどよく常に生まれている」地域の姿を目指して、様々なプロジェクトを展開しています。
⚫︎働く地域「神山町」について
徳島県神山町は、人口約4,500人の山あいの小さなまちです。「創造的過疎」をテーマに掲げ、過疎化の現状を受け⼊れながらも町外から若者やクリエイテイブな⼈材が集まり、多様性に富むユニ⼀クな働き⽅や暮らし⽅の実現にむけた様々な取り組みが行われてきました。特に1999年に民間の活動として始まった毎年国内外からアーティストを呼び作品づくりを行う「神⼭アーティスト・イン・レジデンス」をきっかけに「多様な人が混ざり合い『やってみること』を応援する文化」が根づいているまちです。
●新しい人とやりたいこと
私たちは、「神山町内外の人たちにとって、まちに可能性が感じられる状況」をつくるため、町の創生戦略に合わせ、6つの事業領域に取り組んでいます。今回募集するのは「すまいづくり」の領域です。
創生戦略「まちを将来世代につなぐプロジェクト」では、将来の人口を一つの手がかりとしています。人口はいくつもの状況の結果であり、数字自体を目的にするものではありませんが、まちの様々な機能や状況を守っていくためには、ある程度人がいることは大切です。住みたい人がいても家がなくては住めないので、「人がいる」ためにすまいづくりはとても大切な領域です。現時点で新たに採用する方と一緒にやりたいと考えているのは、目の前の住宅不足に対する対策や、将来の住環境を整えていくこと。そのために必要な手立てを町役場や地域の人たちとともに考え、実行していきます。
担当プロジェクト1つに集中するのではなく、空き家のことも賃貸住宅の開発もそれ以外に必要なことも、同時に色々なことを一緒に考えてほしいと思っています。私たちが直近で取り組んでいこうとしているのは、空き家の所有者への意向調査や啓発、そして空き家がより活用されるような仕組みづくり。またすでに策定されている森林ビジョンや景観計画と連動して進めるだけでなく、<まちとしてのすまいのビジョン>の必要性についても一緒に考えていけたら。
現時点では、単身者など少人数世帯に適した住宅が足りないということが調査でわかっています。今は、借りられる空き家も町営住宅も、家族向けの住宅が多い状況。移り住んでくれた人にまちに残り続けてもらうためにも、人が移り住んでくる、還ってくる、あるいは留まることを選択するためにも、多様な住宅種を増やすことが必要だと思っています。今後は「誰と(もしくはどんな事業者と)どういう手段でやっていくか」ということを考えていくフェーズにいます。まちの状況を考えると、5年後ではなく、今、この時期に頑張らないといけない。新しく採用する方には、現時点で私たちの考えきれていないところも一緒に考えていくことを期待したいです。
(詳細は、右のURLの求人記事もご確認ください。https://www.in-kamiyama.jp/recruitment/87982/)
⚫︎仕事の内容
神山町の目の前の住宅不足や、将来の住環境を整えるために必要な手立てを町役場や地域の人たちとともに考え、実行していく仕事です。
・空き家の利活用、新規物件の検討を含む、住宅政策の調整・提案
・地域や行政との連携による実装
・住まいや暮らしに関する課題のリサーチ・企画立案
・その他、組織内外との協働によるプロジェクト推進