・ヤングケアラー支援に対する熱意を持ち、社会変革に関わりたい方
・変化への適応力と柔軟性を備え、状況に応じて役割や優先順位を調整できる方
・少数精鋭の組織において、裁量を持って自走できる方
・事業企画・開発などの業務に関心があり、仕組みづくりへと還元できる方
「ヤングケアラーが自分らしく生きられる社会をつくる」ことを実現するために、当事者・家族に寄り添いながら適切な支援の仕組みを構築するヤングケアラーコーディネーターを募集します
◆すべてのヤングケアラーが自分らしく生きられる世界を
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ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されている家族のケアをおこなっている子ども・若者のことを指します。
例えば、障がいや病気のある家族を持つ子どもたちは以下のようなことを日常的に行っているケースがあります。
・話し相手になる、愚痴を聞く
・幼いきょうだいのお世話
・買い物、料理、洗濯などの家事
・看病や見守り、食事・入浴・トイレなどの手伝い
そして、これらの責任や負担の重さによって彼らが諦めてしまうことは様々です。
・勉強時間の確保や受験、進学をすること
・部活などの課外活動に参加すること
・大人に理解され、気にかけてもらうこと
・未来に夢や希望を抱くこと
彼らは頑張りつづけて疲れてしまったり、日常的に不安や心配事を抱えていたり、孤独を感じていることがあります。
「家族思いの偉い子ども」とみなされて当たり前にケアを任されていたり、「大人のようにしっかりしている子ども」と周りの大人に思われたりすることで、ヤングケアラーが困っていることに気づかれにくいとも言われています。
あるいは、不登校や非行などの背景に家族のケアがあると気付いてもらえず、「困った子ども」と見られてしまう場合もあるかもしれません。
子ども時代をなんとか生き抜いて大人になってからも、自分に自信が持てなかったり、生きづらさが強く残ることもあります。
一方で、家族のケアを経験したことで、周りの子ども達が得ていないスキルや力を持っていることも多いです。
私たちは、ヤングケアラーの孤立や孤独を解消し、つながりを増やし、自信を取り戻し、健康や福祉を改善することで、ケアによる影響を軽減することを目指しています。
◆ケアラーとその家族が良好な状態でいられるための包括的な支援
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私たちは、当事者・家族・ケアラーを支える専門職や地域の皆さんに向けた包括的なアプローチを行っています。
1.ヤングケアラーコーディネーター
ヤングケアラーに気づき、本人支援・家族支援に繋いで継続して支えていくために、本人や家族の相談に乗ったり、地域の関係機関や専門職の方々と連携しながら活動しています。
また、自治体からの受託事業として、関係機関からの情報連携の窓口となって助言をしたり、地域の社会資源の洗い出しや連携先の検討などを行います。
2.LINE相談窓口(ヤングケアラーチャンネル/ヤングケアラーキャリア)
本人やその家族に向けてチャットでの相談を実施。ケアに関する悩みやケアと学業・仕事の両立、進路選択の悩みや家族関係の悩みについて、元ヤングケアラーの相談員がお答えしています。また、全国のヤングケアラーや若者ケアラーを対象に進路やキャリアについて相談できる窓口も設置しています。
3.イベント・研修・講演会など
当事者向けの少人数イベント(対面・オンライン)を定期的に開催しています。経験を話し合って分かちあったり、カードゲームで遊んだりして、ケアから離れてリフレッシュする時間を持ったりする場となっています。
また、ヤングケアラー支援者同士の情報交換・関係構築や、先進的な取り組み事例を紹介して新たな社会資源の開発を促進することで、支援者をエンパワーメントするイベントを開催しております。
その他、専門職の方や地域の市民向けなど様々な方を対象にした講演会も行います。
◆ヤングケアラー支援の仕組みを形作る
ヤングケアラーコーディネーターを募集
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ヤングケアラーへの社会的関心は年々高まり、2024年には支援を強化する法改正も施行されました。
支援体制の整備が進む中、当協会にも自治体からの協働依頼や相談件数が増えており、支援ニーズが広がっています。こうした変化に対応するため、新たに専任スタッフをお迎えし、体制の強化を図りたいと思っています。
このポジションでは、現場でのヤングケアラー本人・家族への直接支援業務に加え、成長過程にある事業の一員として企画や仕組みづくりにも関わっていただきます。
特に、まだまだ仕組みの整いきっていないヤングケアラー支援について、現場の声を拾い、連携する民間・行政の関係機関の実態を捉えながら具体的な仕組みへと落とし込んでいくところから取り組んでもらいたいと思っています。
そのため、決まったマニュアルがあるわけではなく、自ら考え共に工夫しながら挑戦していける方に仲間になっていただきたいです。
(1)本人・家族への直接支援/関係機関との連携/啓発活動
ヤングケアラー本人や家族の状態を把握し、中・長期的な相談対応・伴走支援を行います。
特に、18歳以降の若者は児童福祉法による支援がなくなるため、重点的な支援対象としています。また、教育機関、医療機関、福祉サービス機関などと連携し、支援の拡充、実態把握のための調査や支援に関する助言なども行っています。
<具体的な業務例>
・本人、家族との定期的な連絡、相談の対応
・役所や社会福祉協議会などでの手続きの付き添い
・自治体が実施する 実態調査への助言(教育機関へのアンケートなど)
・各機関に対して、見守り段階にあるヤングケアラーへの声かけや関わり方などの助言
・講演会、セミナーを通して、専門職種や地域に対しての啓発
(2)制度・政策へのフィードバック/支援プログラム開発・支援モデルの構築
現場支援を通して見えてきた課題感や、ヤングケアラーコーディネーターの活動として必要な機能など、制度に対するフィードバックを行っています。ケアの社会化(家庭内だけでなく、地域や社会制度で支える)の仕組みをつくっていくための検討を進めています。
<具体的な業務例>
・ヤングケアラー支援の仕組みづくり(支援現場の実態把握・効果的な施策の検討)
・ヤングケアラーの地域参加をサポートするための プログラムの企画・実施
・関係機関と協働した支援モデルや支援ネットワークの構築
※こちらの求人情報は、NPO法人ETIC.の人材紹介サービスによって募集している案件です。
面談などはETIC.コーディネーターも担当いたします。あらかじめご了承ください。
テーマ | 教育・こども 福祉・社会的包摂 well-being |
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職種 | 対人支援(教育・保育・医療・福祉) |
雇用形態 | 契約社員 |
組織形態 | 社団/財団 |
その他のキーワード | well-being 福祉・医療・ヘルスケア |
対象人材像 |
・ヤングケアラー支援に対する熱意を持ち、社会変革に関わりたい方
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応募資格 |
・誠実かつ丁寧なコミュニケーション力を持ち、クライアント(本人・家族)の個別支援ができる方
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歓迎条件 |
次のような資格・経験がある方は歓迎します!
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新卒エントリー |
NG
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未経験者エントリー |
OK
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勤務地の住所 |
東京都品川区もしくは世田谷区 |
勤務地の詳細 |
品川区もしくは世田谷区の勤務地に週3日〜5日ほど出社できる範囲にお住まいの方 |
勤務形態 |
一部リモート勤務OK |
勤務時間 |
平日9:00~18:00(休憩60分)を基本としたフレキシブルな勤務体系
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就業期間 |
事業年度毎の更新 |
給与 |
年収 6,000,000円〜6,000,000円 |
福利厚生 |
・社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
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休日・休暇 |
週休2日制(土日)、祝日、年末年始休暇、有給休暇、 |
職場の雰囲気 |
ヤングケアラー協会は、現在15名(業務委託含む)のメンバーで運営しており、30代を中心に、多様なバックグラウンドを持つ人材が集まっています。Slackを中心にやりとりを行い、Zoomでのミーティングは週1〜3回。リモートワークが基本ですが、必要な場面ではしっかりと連携し、自立して業務に取り組んでいます。 |
選考プロセス |
応募フォームから必要事項を送信
※こちらの求人情報は、NPO法人ETIC.の人材紹介サービスによって募集している案件です。選考面接の調整、条件面の交渉などもETIC.コーディネーターが担当いたします。あらかじめご了承ください。 |
ボランティアか、副業か、転職か、起業か...それは 自分の想いをカタチにするための手段に過ぎません。
ETIC.は、手段に捉われずに自分らしいキャリアを歩 むことを全力で応援するために、
働きながら次のチャレンジに向かうお試し機会や副業など、多様な機会を提供しています。
ソーシャルキャリアに関する情報・機会は、「ETIC. キャリアサービス」として統合的に、情報提供をしています。
ぜひ、今の自分にぴったりな機会・チャンスを得るためにご活用ください。