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2025.11.13 42

難民支援の最前線を指揮する「支援事業部」マネージャーを募集

特定非営利活動法人 難民支援協会
特定非営利活動法人 難民支援協会の求人のイメージ写真

この求人のキーワード:

格差の是正・誰もが機会を得られる 誰も取り残さない社会 文化や価値観の異なる人々の架け橋になる 国際協力・途上国支援 well-being 福祉・社会的包摂

日本に逃れてくる難民に対し、生活支援・法的支援の両面からサポートする「支援事業部」にて、現場実務と戦略的マネジメントをつなぎ、組織運営をお任せできる方を募集します。

私たちの仕事について

●「難民の尊厳と安心が守られる社会」の実現を目指す
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認定NPO法人難民支援協会(JAR)は、母国を追われた難民が失った権利を回復することを目指し、難民への生活支援・法的支援・就労支援、社会への働きかけを行っています。
難民は、人として、また難民として、基本的な権利を持っています。たとえば、自由と安全が確保され、命の危険がある母国に送還されず、医食住等が保障されるなど、多岐に渡ります。
世界の難民の数は年々増加しており、日本にも多様な背景を持つ人々が逃れてきています。しかし、公的支援が十分でない中で、住居や食料にも困窮する人々が少なくありません。

▼難民を知る
https://www.refugee.or.jp/refugee/

難民のように、支援が行き届きづらい人々を支援することは、JAR の事業の柱です。
しかし同時に、難民は支援されるだけの人ではありません。支援を必要とする人はしっかりと支えられ、一方でそれぞれの持つ強みを活かして社会の一員となる、そのような未来を作ることを目指し、JAR は活動を展開しています。

【JARの事業内容】
・日本で生活している難民への法的・生活支援活動
・日本で生活している難民への就労・コミュニティ支援活動
・日本で生活している難民についての政策提言・ネットワーク活動
・日本で生活している難民についての広報活動

▼JARの活動
https://www.refugee.or.jp/jar/

●難民支援の最前線「支援事業部」マネージャーを募集
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支援事業部には日々、様々な背景を持った難民からの相談が寄せられます。
大きく分類すると、①来日した後に難民申請をする必要がある人、②申請はしたけれど手持ちの所持金が無く衣食住に困っている人に分けられます。
その方の状況に応じて、法的支援・生活支援の両面から伴走サポートを行います。

今回募集する支援事業部マネージャーは、このような支援活動の中核を担い、現場実務と戦略的マネジメントをつなぐ重要なポジションです。
約10名の専門スタッフを統括し、組織内外の多様な関係者と協働しながら、支援の質と持続可能性を高めていく役割を担っていただきます。同時にマネジメントグループの一員として、組織運営全般に関わります。

日本における難民支援は、難民認定の狭き門や生活基盤の脆弱性など、多層的な課題に直面しています。
そのため、支援は一人ひとりに合わせた年単位の伴走になり、あらゆる場面にも遭遇します。難民自身の状況に寄り添い、必要な支援を届けるにはスタッフと一丸になって組織として健全な状態を保っていくことも大切です。
JARでは支援体制を強化し、現場と組織運営の双方をリードできるマネジメント人材の採用を通じて、支援の効果と組織基盤の両面を強化していく方針です。そのため、支援事業全体を見渡しつつ、個別ケースへの判断や外部連携も行えるマネージャーを新たに募集します。

採用された方には、試用期間は「マネージャー候補」として加入していただく予定です。一定の試用期間業務に従事いただいた上で、「マネージャー」登用を判断します。

【主な業務内容】
1.チーム・事業マネジメント
 ー支援事業部の事業計画・予算の策定、進捗管理
 ーチーム運営(約10名)、業務改善、危機管理体制の整備
 ー他部署との連携、全体戦略への貢献
2.現場支援実務の統括・判断
 ー難民からの相談対応の差配・優先順位判断
 ーケース会議での方針決定や案件への対応
 ー危機事案(緊急支援・生活困窮等)へのマネージャー判断・初動対応
3.対外連携・調整
 ー他団体、国際機関(UNHCRを含む)、助成金団体との関係構築・維持
 ー行政や関係団体との協議・調整
4.組織運営
 ー採用、人材育成、評価への関与
 ー全体会議・理事会向けの支援事業報告の準備・発表
 ー事務局長・他マネージャーとの連携による組織横断的な業務

※こちらの求人情報は、NPO法人ETIC.の人材紹介サービスによって募集している案件です。面談などはETIC.コーディネーターも担当いたします。あらかじめご了承ください。

募集要項

テーマ 国際協力・途上国支援 well-being 福祉・社会的包摂
職種 マネジメント・管理職 対人支援(教育・保育・医療・福祉)
雇用形態 正社員
組織形態 NPO/NGO
その他のキーワード
対象人材像

・難民支援への深い理解と情熱を持ち、現場実務と組織マネジメントの両面で力を発揮できる方
・難民が置かれている状況を理解し、一人ひとりに対し尊厳を持って行動ができる方
・約10名規模と数名のインターンで構成するチームを率い、多様な課題に対して柔軟かつ迅速に意思決定・調整ができる方
・行政・国際機関・他団体と円滑な調整・交渉ができる方
・複雑な課題に対して多角的な視点で判断し、実行に移せる方
・戦略と実務を橋渡しし、持続可能な支援体制の構築に貢献できる方

応募資格

・対人支援、人道支援領域における実務経験(目安:3年以上)
・チームマネジメント経験(5名以上、2年以上)
・日本語、英語での業務遂行能力(会議・文書いずれも)
 ※資格の点数などは問いません。多言語コミュニケーションに抵抗なく、工夫しながらトライできる方であれば大丈夫です。
・JARの理念と行動規範への共感と遵守

歓迎条件

・国際機関、行政、助成金対応の実務経験
・多文化、多言語環境での業務経験
・危機管理、複雑事案対応の経験

新卒エントリー
NG
未経験者エントリー
NG
勤務地の住所

東京都千代田区西神田2-5-2 TASビル4F

勤務形態

一部リモート勤務OK

勤務時間

10:00〜18:00(休憩1時間)
※週1日のリモート勤務可
※危機事案の発生により24時間で対応いただく場合があります

就業期間

無期雇用

給与

月給 400,000円〜450,000円

給与詳細

年収想定:5,200,000~5,800,000円(賞与含む)
・通勤手当支給

福利厚生

社会保険完備(健康・厚生年金・雇用・労災)、交通費支給

休日・休暇

土日祝日、年末年始(12/29〜1/3)、有給休暇あり

選考プロセス

応募フォームから必要事項を送信

ETIC.担当コーディネーターによる面談

特定非営利活動法人難民支援協会による書類選考

特定非営利活動法人難民支援協会による面接(2~3回)

内定

※JARでは、支援対象者との信頼関係と安全を最優先としています。
採用選考の一環として、刑罰・懲戒や特定行為に関する経歴申告書の提出をお願いしています。
これは、UNHCRパートナー団体としての国際基準に基づく対応です。
JARで用意した書式に署名をしていただきますので、詳細はDRIVEキャリアコーディネーターとの面談時にお知らせいたします。

代表者メッセージ

代表理事 石川 えり

私たちの願いは、日本に助けを求めて逃れてきた難民が救われ、 新たな土地で希望を持ち、生きていけるようになること。

私がはじめて、難民支援に関心を持ったのは、高校3年の春でした。偶然、新聞でルワンダ虐殺の惨状を知り衝撃を受け、何とかしたいと思い立ったことがきっかけです。その後、ボランティア活動をする中で、日本にも難民が逃れてきていることを知りました。遠い国での出来事が、突然身近な問題として突きつけられたような感覚を覚えています。そして、1999年の難民支援協会(JAR)設立準備会のメンバーとして関わり、今に至ります。

事務所には、日々、シリアの内戦、ナイジェリアのボコ・ハラム、アフガニスタンのタリバン、ISIL(イスラム国)による暴力、ウガンダの同性愛に対する迫害など、さまざまな事情から身の危険を感じて逃れてきた人たちが訪れます。世界で起きている人権侵害や紛争は、地続きの課題として、確かに日本にもつながっていることを感じます。

祖国で、家や仕事、時には家族を失って逃れてきた難民が、日本で難民として認められ、受け入れられ、そして新たに生活を取り戻すことは、簡単ではありません。一人ひとりに向き合った支援が必要です。

一方で、日本では空気や水のように存在自体が当たり前すぎてありがたみを感じない自由、安全、民主主義といった価値の尊さを再確認させてくれる。難民は、そんな存在でもあります。

私たちは、「難民のために」よりよい支援を実現すること、そして「難民とともに」よりよい社会を作っていくことを目指しています。難民の人たち、そして多くの方にも参加していただきながら、取り組んでいきますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。

[プロフィール]

1976年生まれ。上智大学卒。1994年のルワンダにおける内戦を機に難民問題への関心を深め、大学在学中、JAR立ち上げに参加。大学卒業後、企業勤務を経て2001年より難民支援協会(JAR)に入職。直後よりアフガニスタン難民への支援を担当、日本初の難民認定関連法改正に携わり、クルド難民国連大学前座り込み・同難民退去強制の際にも関係者間の調整を行った。2008年1月より事務局長となり2度の産休をはさみながら活動。2014年12月に代表理事就任。第5回日中韓次世代リーダーズフォーラム、第2回日韓未来対話にそれぞれ市民セクターより参加。共著として、『支援者のための難民保護講座』(現代人文社)、『外国人法とローヤリング』(学陽書房)、『難民・強制移動研究のフロンティア』(現代人文社)ほか。二児の母。上智大学非常勤講師。一橋大学国際・公共政策大学院非常勤講師。

特定非営利活動法人 難民支援協会の団体紹介写真

企業・団体概要

  • 設立: 1999年07月
  • 代表者名: 石川 えり
  • 従業員数: 33名
  • 従業員数の詳細: 2024年9月末時点
    ※休職中スタッフを除いた人数(非専従職員を含む)
  • 資本金:
  • 事業内容: ・日本で生活している難民への法的・生活支援活動
    ・日本で生活している難民への就労・コミュニティ支援活動
    ・日本で生活している難民についての政策提言、調査・研究活動
    ・日本で生活している難民についての広報活動
  • WEB: https://www.refugee.or.jp/
  • 住所: 東京都千代田区西神田2-5-2 TASビル4F
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