NPO法人SETが展開する陸前高田民泊事業の運営を支える事務スタッフを募集しています。
NPO法人SETは、「まちづくり・ひとづくり・社会づくり」をテーマに、東日本大震災をきっかけに設立されました。
私たちは、地域の課題に真正面から向き合い、地域と人々がともに持続可能な社会を目指して活動しています。
Missionは、「一人ひとりの『やりたい』を『できた』に変え、日本の未来に『Good』な『Change』を起こす」ことです。
私たちは、このMissionを実現するため、地域住民や外部の人々など多様な方々と協力しながら事業に取り組んでいます。
⚫︎さらなる目標、年間1万人の受け入れへ。事務スタッフ募集!!
新型コロナウイルスの影響により、民泊事業を再開できている地域はほとんどありません。
しかし、陸前高田市では、地域全体の協力によって、2024年に年間のべ約4,000人の受け入れを達成しました。
これはコロナ前と同規模での受け入れとなります。
次なる目標は、年間1万人の受け入れを実現することです。
この挑戦は、単なる数字の達成にとどまらず、地域内経済の活性化、住民同士の絆の強化、そして訪問者が「地域のファン」となるきっかけを創り出す、地域全体の未来に向けた重要な一歩です。
目標達成に向け、私たちはさらなる体制強化を進めています。
民泊事業のように地域住民と直接関わる活動は、「地域の魅力を伝える」だけでなく、「地域に新たな可能性を生み出す」価値ある取り組みです。
この取り組みをさらに大きく成長させるため、事業を支えるバックオフィスの基盤を強化し、より多くの訪問者を迎え入れる準備を整えています。
また、事業規模が拡大している今だからこそ、新たな仲間とともに、持続可能な運営体制を築き、地域住民との連携を深めながら、地域全体で取り組む仕組みを進化させていきたいと考えています。
私たちは、「都会しか知らない若者」に「他にも選択肢がある」ことを伝えたい。そして、この活動を通じて「自分らしい生き方」が実現できる社会を、一緒に創り上げていきたいと思っています。
▶︎なぜ陸前高田で活動を続けるのか?
陸前高田市は2011年の東日本大震災で壊滅的な被害を受け、その後も人口減少や高齢化といった課題に直面しています。
現在、総人口約17,000人のうち、高齢化率は40%を超えています。
私たちの活動の原点は、震災直後、地域の方々との出会いと、そこでいただいた「お前たちは家族だ。いつでも帰ってこい」という言葉にあります。
その言葉に支えられ、この町を「魅力的で住み続けられる場所」にするために、本格的な活動をスタートしました。
▶︎私たちの目指す未来
震災から10年以上が経過した現在も、地方では人口減少や担い手不足といった課題が深刻です。
しかし、私たちは「人口減少そのものが課題ではない」と考えています。
単に人口を増やすことが解決策ではなく、人口減少が続く社会の中で、「どうすれば一人ひとりが豊かに生きられるのか」を探究し続け、新しい価値観や仕組みを生み出すことが重要だと信じています。
私たちSETが目指しているのは、「新しい社会や地域を一緒に創っていける『ヒト』を育てること」です。
人口減少の時代だからこそ、一人ひとりの存在や価値が高まり、地域社会に貢献できる仕組みを作ることが、本質的な解決策であると考えています。
地方が直面する「人が減る」「仕事が減る」「仲間がいない」というネガティブなループを、交流や繋がりを通じてポジティブな流れに変える。
訪問者と地域の人々が刺激を与え合い、新しい価値を生み出す。
その結果、地域が豊かに生きるモデルが日本全体へと広がり、未来を照らす希望となることを目指しています。
※「NPO法人SET」ホームページ
https://www.nposet.org/
⚫︎陸前高田民泊事業について
民泊事業は、地域が直面する課題に立ち向かうための一つの手段です。
都会に住む中高生を「教育修学旅行」として受け入れることで、彼らに地域の魅力を伝えると同時に、地元住民には新たな視点や希望をもたらしています。
この事業は、訪問者と地域住民との交流を通じて、町の活力を取り戻す重要な役割を果たしています。
日本では、人口の70%が都会に住み、都市生活が「普通」と捉えられがちです。
しかし、日本の自治体の約半数は人口2万人以下の小規模自治体であり、そこには都市とは異なる豊かな暮らしがあります。こうした地域は担い手不足に悩み、消滅の危機に直面しています。
私たちは、民泊事業を通じて、都会に住む中高生に地域の暮らしを体験してもらい、ただ「宿泊する」だけでなく、地域に溶け込み、交流を通じて相互に刺激を受けることで、地域と中高生双方にポジティブな変化をもたらすことを目指しています。
この交流を通じて、「人は変われるし、人が変われば町は変わる」という確信を得ました。
ひとづくりからまちづくりを推進すること。それが私たちの使命であり、目指す未来です。
▶︎民泊事業がもたらす3つのメリット
1. 住民へのメリット
訪問者との交流を通じて「新しい活力をもらえた」との声が多く、受け入れ家庭同士の絆や生きがいが育まれます。
2. 生徒へのメリット
田舎暮らしの体験を通じて自然の豊かさや人との繋がりの大切さを実感。防災体験では震災の教訓を学び、防災意識を高めます。
3. 地域全体へのメリット
地元食材の消費や地域経済の循環を促進し、訪問者が「第二のふるさと」として地域への愛着を育むきっかけとなります。
※かけがえのない「一泊」を繋ぎつづける。地域の方と中高生の出逢いをむすぶ
https://note.com/setforjapan/n/n715b724829ca
⚫︎業務内容
民泊業務を中心とした事務職
1) 主な業務内容
・旅行会社や学校との予約および問い合わせ対応
・新規受け入れ学校を確保するための営業事務
・その他、民泊事業を現地で推進するための業務全般
2) 期待する成果
旅行会社・学校とのスムーズな連携