移住・二拠点・関係人口など様々なかたちで都市と地域をつなぐコーディネーターにチャレンジしませんか
宮城県気仙沼市で「教育×まちづくり」事業を展開する一般社団法人まるオフィスの千葉可奈子です。
この度、気仙沼市から委託を受けて運営している「気仙沼市移住・定住支援センター MINATO」を一緒に運営してくれる仲間を募集します。
■ 気仙沼というまち
気仙沼市は宮城県の最北端に位置する人口およそ56,000人の港まちです。
世界三大漁場のひとつである三陸沖に面し、魚を取り海と生きることで経済と暮らしをつくってきました。
2011年の東日本大震災で大きな被害を受けましたが、瓦礫を撤去するところから始まったまちづくりは、その歩みの中で、「どう復興していくか」という問いから「人口減少していくまちとしてどう豊かに暮らしていくか」という問いへと変化していきました。
その問いの中で、約56,000人が持続可能で豊かに暮らせるまちになるには、このまちで暮らす人が地域に自分ごとを持って自らアクションし、自らまちを元気にしていくことが鍵だということに辿り着きました。
気仙沼市ではまちとして様々なチャレンジの応援を行っています。
シニア世代や経営者、女性、20-30の若者、そして中学生や高校生も対象です。
気仙沼で思い切りチャレンジした中高生は、進学や就職をきっかけに気仙沼を離れますが、「自分がやりたいことに対して背中を押してくれた地元と関わり続けたい」と思うようになってきています。
今の気仙沼には、そんな変化が生まれています。
■ 気仙沼市移住・定住支援センター MINATO
気仙沼市移住・定住支援センター MINATOは、気仙沼に移住したい、関わりたい人のためのワンストップ窓口として2016年10月にオープンしました。
私たちまるオフィスは、当初より市から委託を受け運営しています。
窓口相談の対応、公式Webサイト・SNSの運営、移住フェアへの出展、お試し移住の受け入れ、空き家バンクの運営など様々な業務を行っています。
仕事や住まい、コミュニティなど、移住するにあたっての不安を解消し、一人ひとりに合った気仙沼でのライフスタイルを提案できることがMINATOの大きな強みです。
また、MINATOがコーディネートするのは移住だけではありません。2拠点居住、多拠点居住、関係人口など、気仙沼への関わりを広く案内しています。
今日、地方への関わり方はどんどん多様になっています。
そのサポートにおいて大事なことは、「気仙沼に関わり続けたい」「気仙沼でこんなことをしてみたい」という思いを持ってもらうこと。そして、その思いを様々なかたちで繋ぐことです。
一人ひとりの気仙沼との関わり方に寄り添い、思い描く関わり方をサポートすることが私たちの仕事です。
■ MINATOの業務内容
私たちの仕事は、「人と地域を繋げる」という役割に基づき、①コーディネートと②広報という2つに分類することができます。業務内容としては主に以下に記したものになります。
①コーディネート業務…相談者に気仙沼の地域資源(人・しごと・住まい・制度など)を直接的に紹介するための業務
窓口相談、お試し移住、空き家バンクの運営をしています。
②広報業務…気仙沼の暮らしの魅力を伝えるための業務
Webサイト・SNSの運営、ガイドブック作成、イベント企画運営を行っています。
人口減少と少子高齢化に直面している地域で、これだけやっていれば良いという決められたルートと正解がないことに取り組んでいるので日々悩みつつ、4人という少ないチームの仲間と共に対話を大事にしながら運営しています。
「人と地域を繋げる」という役割を最大化するためにはそれぞれの仕事をどうアプローチするべきか、都度話し合い、土台を前提としながらも仕事内容を見直していきます。
上の2つの分類に当てはまらない業務もあります。もう少し細かくすると以下のような仕事をしています。
・お試し移住や空き家バンクの運営を含む相談業務全般(行政制度理解、相談者の話を聞く、地域資源とのコネクト)
・視察対応(プレゼン資料作成、プレゼン)
・市役所とのコミュニケーション(報告、連絡、相談)
・事業計画書と予算の作成
■ MINATOの仕事で得られること
職場はまちのシェアスペースの一角にあり、地域で起きる様々なイベントやそれに参加する人、外部からのゲストと繋がることができます。地域において非常に人とのつながりが持ちやすい場所に位置していますので、広く人脈をつくることが可能です。
またコーディネート業務も広報業務も、「地域にある魅力を収集し、企画を立て、整理して構成するという過程」を経るので、編集力が養われます。
4人という小さいチームで運営しているので、対話の機会も多く、主体的な働き方ができます。そのためリーダーシップ力やチームワーク力を培うことができます。