"パスウェイズ・ジャパンは、難民支援協会が2017年より実施してきた「シリア難民留学生受け入れ事業」を2021年7月に引き継ぎ、教育を通じて難民の新しい道を拓くことを目指し、活動を開始しました。2025年末、世界の難民・避難民は１億2千万人を超えています。緊急期に支援を必要とする人がいる一方、「支援」に頼らず未来を切り拓こうとする人たちも多くいます。

パスウェイズ・ジャパンは、過去９年間に、約200名のシリア、アフガニスタン、ウクライナの難民・避難民の学生受け入れを通じて、機会さえあれば、新たな土地ここ日本で、自らの未来を切り拓くたくましい彼らの姿を見てきました。もちろん、学生達にとって、日本語や日本の文化・習慣を短期間で習得することは容易ではありません。しかし、そうした困難一つ一つを、時に国境を幾度も越えて生き抜いてきた力で、学生達は乗り越えてきました。また、その奮闘に共感し、東北から沖縄まで、彼らを受け入れ支えようとする人々とのつながりが広がってきました。

団体名「パスウェイズ・ジャパン（Pathways Japan,PJ）」には、国外から日本への道筋（Pathways）、そして難民となる経験を経た若者たちの未来への道筋という思いが込められています。私たちは、機会を掴もうとする若者を応援したいと考える、より多くの方々と共に、この思いを実現することを目指しています。

事業開始から９年目を迎え、より多くの大学、日本語学校、財団、企業等によりパートナーとして支えて頂けるようになったことから、受け入れ・自立支援事業でより多くの学生を受け入れる体制を整えるため、担当ポジションの募集を行います。

外国人の生活・学習・就労支援や、国際協力の経験、大学での学生支援の経験等、過去の様々な経験を活かして頂けるとお考えの皆様の、ご応募をお待ちしております。"

定期的にミーティングが設けられており、リモート勤務の日でも業務の進め方や困ったことがあればすぐに相談できる環境があります。

入職後は、先輩職員の面談に同席しながら学生との接し方や支援の流れを学び、徐々に自分でも情報収集を行いながら対応できるようになっていきました。この1年で、来日前の学生の募集・渡航準備から、来日後の生活立ち上げ、生活支援、進学支援まで、幅広い業務を経験することができました。

この仕事のやりがいは、日本に来る前の採用段階から学生とのコミュニケーションが始まり、来日後に一歩ずつ成長していく姿を見守れることにあると思います。日々のオンラインでのやり取りや定期的な面談を通して、学生一人ひとりと丁寧に向き合うことができ、信頼関係を築くことができます。学生たちは、言語も文化も異なる日本社会の中で、学び、働き、それぞれの目標に向かって進んでいきます。その過程で直面するさまざまな困りごとに寄り添い、少しでもサポートできることに、喜びとやりがいを感じています。